留学に必要な試験(TOEFL/SAT/GRE/GMAT)

留学に必要な試験(TOEFL/SAT/GRE/GMAT)

アメリカの大学に留学する人は、トフル(TOEFL)という英語が母国語でない人用の英語テストで、規定のスコアを取る必要があります。要求されるスコアは学校によりまちまちです。英語力が足りない生徒は授業についていけないため、学校側は入学を許可できません。TOEICよりも、学校生活に必要なアカデミックな内容の英語能力をテストされます。

 

トフル(TOEFL)にはペーパー版テスト(PBT: Paper-based Test)と、インターネット版テスト(iBT: Internet-based Test)があり、現在日本を始め世界各国ではiBTが主流となって実施されています。

 

トフル(TOEFL)の申し込み方法

受験要綱(Bulletin)を入手し、申し込み方法を確認してください。

 

参照サイト:
CIEE Japan TOEFLテスト日本事務局

 

必要なTOEFLスコア

大学によって必要なTOEFLのスコアは違います。

 

[TOEFL-PBT]の必要スコアの目安
短大は450点、大学は500〜550点、大学院は550点以上

 

[TOEFL-iBT]の必要スコアの目安
短大は45点、大学は61〜80点、大学院は79点以上

 

※TOEFLの点数を要求しない学校もあります。

 

TOEFLの点数が足りない場合

TOEFLの点数が足りない場合でも、多くの大学は、学校に併設されているESLや語学学校を終了もしくは卒業すれば、入学を許可しています。語学学校の授業料は高くて英語力向上には大きく役立てることはできませんが、どうしてもTOEFLの点があと一歩足りていないという人には朗報です。

TOEFL受験について

アメリカにいれば英語ぺらぺらなのでは、とよく友人や会社の人達から聞かれますが、実は普通の人がイメージしているぺらぺらと、英語が実際にできるというのはまったく違うものです。日常に最低限必要なことが話せても、学校のアカデミックな文章や仕事で使う英語の読み書きができないという人はアメリカにもたくさんいます。日本にいる、英語ぺらぺらに見える人も、留学に向けしっかり勉強している人以外は、こういったテストはほとんどできない方が大多数です。対象が違うため比較が難しいですが、日本で普及しているTOEICよりもTOEFLのほうが難易度は上です。

 

日本の受験英語をやっていた人なら、TOEFLの文法セクションは難なくこなせると思いますが、使われている語彙のレベルが高いために難しく感じるかもしれません。リスニングとリーディングに関して言えば、受験英語のレベルよりだいぶ高いので、TOEFL用に対策を行う必要があります。英語の実力をそのままTOEFLで判断できるわけではないですが、対策を行うことで要求スコアを超えられる可能性が高まります。実際にテスト問題を解く練習と、長時間(2−3時間)テストに集中できるようトレーニングを行ってください。

 

その他の試験(SAT/GRE/GMAT)

アメリカの学生は、高校時代にSAT(Scholastic Aptitude Test)という英語と数学の基本的な能力を測る共通試験を受け、そのスコアを大学に提出する必要があります。留学生は基本的にSATは必要ないですが、高校時代から留学している人はSATスコアの提出が必要な場合もありますので、ご確認ください。

 

内容としては、数学セクションは日本の高校生にとってはかなり簡単で、満点を取れる方もいると思います。しかし、英語(国語)セクションはネイティブレベルの問題なので、日本人にとっては、TOEFLとは比較にならないくらいに難しいです。

 

大学院に行く方は、TOEFLのほかにGREやGMAT(ビジネススクール)という能力試験のスコアが必要になります。

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