日本人が多いアメリカ西海岸への留学
プロフィール: Izouさん、54歳男性、1981年〜1982年にカリフォルニアのサンディエゴ州立大学に語学留学
アメリカに本気で留学したいと考えさせたのは、大学に入って周りに高校時代行ったことがある人が多かったことです。
所謂、中流サラリーマン家庭に育った私にとって、大学を一年留年してアメリカに行くというのは、経済的に楽なことではなかったので、大学1年から、暇があるとバイトで資金を貯め、大学4年の時に一年留年して行ってきました。
結構、実行までは時間があったので、行く先もじっくり検討できたし、その間に英語を使ったアルバイトをしたり学校に通ったりと準備はしっかりとできました。
私の場合はその点ラッキーだったかもしれませんが、やはり、効果を最大限あげるには、事前の英語の勉強も必要だし、行く先の調査や心構えを作りあげることが大事だと思うので、これからの方は早めに計画をスタートすることをお勧めします。
事前の勉強は、具体的には、春休みや夏休みに短期の英会話教室に通い、先ずは、英語をしゃべることに慣れました。又、うまい具合に外国人向けの宿泊施設のフロントのバイトも見つかったので、又とない実践練習の場となりました。 私の場合、これが、大きく、留学してからも臆することなくスピークアップすることができました。
これから、留学を検討される方が、一番不安に思われるのが、向こうでの生活のことだと思います。ただでさえ、上手く言葉が通じないなかで、向こうでの生活を始めるのは容易なことではありません。私は寮にはいったのですが、あまり事前に英語の勉強をしてこなかった日本人の友達が、「マクドナルド」が全くつうじなくて、最初の2日間は食事もまともにできなかったといっていました。
そんな時に、周りに、日本人が多い、サンディエゴの様なところであれば、早く、生活をスタートさせて勉強に集中できると思います。
タイトルにも書きましたが、英語の先生なんかは、日本人が多いと英語は上達しないと否定するかたもいますが、日本人しかいないなんていうコースは、大学の運営する英語学校であれば、まずないので大丈夫です。特に、気候の良いサンディエゴみたいなところはヨーロッパからも沢山くるので、結構すぐにうちとけて英語を話す機会は増えます。
向こうでの授業についていけるかとご心配の方もいらっしゃると思います。
基本的に語学留学の場合は、周りはネイティブスピーカーではないので先生もそれなりにゆっくり話してくれます。又、能力別のクラス分けもあるので、あまり、事前準備をしなかった場合でもそれなりに、勉強効果は上がる仕組みになっています。
では、語学留学で得られる効果はどの位でしょうか。先ず、事前の勉強、又、向こうでどの程度の意識を持って勉強したかによって効果は相当違うと思います。前段で、日本人が多くても大丈夫と申し上げましたが、とはいうものの、日本人コミュニティにばかり入って、毎日ラーメン屋ばかり行っていては英語の力は伸びるわけはありません。(実際にそういう人もいました)
私の場合は、ふつう一般的と言われる程度の留学生活(ヨーロッパやアジアの友達多数。ネイティブスピーカーとは、日本に興味がある人とだけ親交あり。日本人とも、他の留学生を交えた形で親交)を送りましたが、留学終了後の成果は、英検一級は見事に不合格、TOEICは750点という結果でした。
ただ、留学にしても、留学前の準備にしても十分やったという自信をつけることができ、就職面接では、しっかりとアピールできる様になっており、無事、大手都市銀行に就職することができました。
最後に、アメリカ留学を考えている人、迷っている方へのアドバイスですが、英語の勉強だけでなく、知らない国で一人で暮らしてみるということは、自分自身を大きく成長させます。又、色々な国の友達と話をすることで、当たり前の様に国際感覚もついてくるので、就職にも役立つことでしょう。お金と時間が許すのであれば、是非一歩踏み出すべきだと思います。
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