アメリカ留学体験談:大学院

フィラデルフィアへの憧れと大学院留学

プロフィール: seitaroさん、53歳男性、1988〜1990年にペンシルバニア州フィラデルフィアの大学院に留学

 

私がアメリカへ留学しようと思った間接的きっかけは、北陸の地方都市で観た『ロッキー』(1976年)というアメリカ映画でした。この映画を観て以来、どうしてもこの映画の舞台となったフィラデルフィアという街へ行きたいと思うようになってしまったのです。

 

その後、東京の大学へ進学した私は、アメリカへ留学するための資金を貯めるため、必死にバイトをしながら、寝食を忘れて英語の勉強にも励んでいました。そうこうする内に、1986年の夏、米国を旅行していた双子の兄が、いち早くそれもベンシルバニア大学大学院の教授(公共財政学)と偶然に知り合ったことが、私のアメリカ留学の直接的きっかけとなりました。

 

幸いにも、その教授の自宅に下宿しながらの大学院への通学だったので、彼との日々の会話と彼の薦めてくれたPBSとNPRを毎日欠かさず1時間以上集中して聞くことで、英語を上達させることができました。

 

これも、その教授のお蔭で様々な人たちと知己を得ることができ、50歳を過ぎた今でも頻繁に交流がある親友を作ることも出来ました。上記のように、最初からフィラデルフィアという街に強い憧れが有りましたから、その環境になれるまでには殆ど時間は掛かりませんでした。

 

やはり、アイビーリーグ一角を占める大学院の授業について行くにはそれ相当の努力が必要でしたが、もし分からないことが有れば、帰宅してから教授に疑問点を聞くことができたので非常に助かりました。

 

大学院を卒業後、彼の紹介でコンサルティング会社に就職することができ、そのま約10年間、フィラデルフィアに滞在しました。その後、帰国してからは産業翻訳家として生計を立てています。

 

偶然の産物とはいえ、この教授と知り合えたこと、憧れの街に10年以上も住めたこと、生涯の友を得れたこと等が挙げられると思います。

 

私の場合は特殊なケースだと思いますが、先ずはアメリカへ留学するという明確な目標を持ち、その目標に向って日々努力することが大切ではないかと思います。

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