アメリカ留学体験談:語学留学

ハワイで英語のブラッシュアップ

プロフィール: EYさん、58歳女性、1996年2月〜3月にハワイ州ホノルルへ語学留学

 

私は34歳で英検準1級を取得し、英語関係の仕事をしつつ子育てしていました。ただ、出産の後難聴になり、耳がだんだん悪くなってきたので、耳がまだ聞こえるうちに英語力をブラッシュアップしておきたいと思い、家族を拝み倒して、2ヶ月間だけハワイに語学留学させてもらいました。

 

ホノルルでは浄土宗ミッションの経営する学生寮に入り、そこから歩いて10分ぐらいのパシフィック英語学校という所に通いました。授業は英会話、英文法、読解の3つのクラスがあり、英会話はリスニングがよくできなくてレベル9でしたが、文法と読解は最上級のレベル12に入れてもらいました。

 

先生は私の耳が悪いということを気遣って、できるだけ板書してくれるなど親切でした。英会話の先生はかなり厳しい人で、「君は読解や文法、ボキャブラリーはOKだがリスニングが劣る」とはっきり言うのでちょっと悔しかったです。英会話は先生と会話をしたり、テープを聞いたりの授業でした。先生がちょっと癖のある性格だったので、他の生徒の人が出てこなくて、ほとんど個人授業みたいになっていました。だから話す機会は多くて上達できたと思います。

 

文法は先生のプリントをやって問題を解いていくというものでした。宿題も出ますが、だいたい日本で大学受験の英文法をちゃんとやった人ならばついていけるような内容でした。読解のクラスでは、ペーパーバックの本1冊を副読本として読みましたが、それはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」だったので、もともと内容を知っていたので楽勝で読めました。あとは、先生が選んでくる小説とか評論文などを読んでいくのですが、それも、日本の大学受験の英文解釈をちゃんとやった人なら大丈夫な内容だったと思います。

 

学生寮では若いハワイ大学の学生さんたちや語学学校に来ている学生さんたちと仲良くなって、年は離れていましたが、それなりに楽しくやっていたと思います。施設は古かったですが、私にはけっこう居心地が良かったです。

 

いろいろ若いお友達ができたのは収穫でした。2ヶ月だけで戻るのは残念でしたが、日本に子供を置いてきているのだから、すぐに戻らないといけませんでした。帰国後には、もともと知り合いだった翻訳会社の社長さんに声をかけてもらって、その会社で仕事をするようになりました。

 

留学はもちろん若いうちがいいと思いますが、私のように30代とか40代、50代での留学だってあり得ます。ある程度英語力のベースがあって、目的もちゃんとしっかりしていれば、それなりの成果は得られると思いますので、年齢に関係なくチャレンジしていただければと思います。

 

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