アメリカ留学体験談:語学留学

絶対に経験しておくべき!海外留学のススメ

プロフィール: leahbananaさん、32歳女性、アメリカワシントン州アーバンとべリングハムに、2000年9月〜2001年4月に語学留学、2002年4月〜2006年8月に短大と大学に留学

 

私がアメリカに留学したきっかけは、高校を卒業して入学した日本の短期大学でたまたまその年から実行が決定された、海外短期留学プログラムでした。それまではなんとなく留学したいな、という思いだけで、特に具体的に何をしたらいいか、しよう、などとは考えていませんでした。

 

大学の先生から、テストを受験し、受かった人が5名行けるから、応募してみたら?という言葉と、両親からの、教育に関する事であれば何でもサポートするという温かい言葉をもらって、まずPre−TOEFLテストを受験しました。見事上位5名に選ばれ、留学する事が決まりました。

 

最初に留学した時には、全く英語がしゃべれない状態です。簡単な自己紹介はできますが、会話なんてもってのほか。留学プログラムでしたので、各自にホストファミリーが割り当てられ、そこで約半年生活しながら、アメリカワシントン州にあるコミュニティカレッジの語学留学プログラムに参加します。
回りは英語を学ぼうとしている人たちですから、語学上達のステップも似たりよったり。なので、友達ができるのも早かったですし、アジア出身の生徒たちが多かったので、学校生活は何の心配もありませんでした。

 

私が一番苦労したのは、ホストファミリーとの会話。パパやママは、私が英語をしゃべれないことをわかってくれているので、やさしく話しかけてくれますが、他の3人の兄弟は容赦なく話しかけてきます。話しているスピード、単語、表現も現地の人そのものという感じで、最初は8割ほど何を言っているかわかりませんでした。

 

ただ、彼らも根気よく付き合ってくれ、間違っていることは直してもらい、毎日30分、会話をしていたことが後のスピーキングスキルに繋がった気がします。

 

学校では共通の目的をもった仲間がいますし、基本的なことは日本の高校時代に学んでいたことにリスニングやスピーキングが加わったような感じなので楽しく勉強できるのですが、家に帰ると突然アウェー感満載。最初の3か月はホストとのコミュニケーションにも一苦労し、時折通じないことが悔しくて涙することもありました。

 

一度日本からの短期留学プログラムは終わりましたが、ホストファミリーの温かさや語学学習の楽しさ、また日本ではこれほど真剣に勉強した事がありませんでしたので、帰国する時にはまた帰ってこよう、と決めていました。

 

2002年に無事日本国内の短期大学を卒業し、その足で一日も空けずにアメリカへ。語学留学プログラムはレベル1〜5までありましたが、そのうちのレベル2,3しか終えていませんでしたので、続きから始めました。もちろん、当時と同じホストファミリーにおせわになりました。

 

最初は約1年間のブランクがありましたので、思ったように英語が話せず、もどかしい思いをしていましたが、6か月くらい経った頃から急に英語がスラスラ出てくるようになったのです。語学の上達は半年後から、とよく言われますが、自分でもびっくりするくらいすらすらと出てきたのを覚えています。

 

その後2年ほどかけて大学進学に必要な単位をすべて取り、どうしても勉強したかった、英語教授法が学べる同じ州内にある大学へ進学しました。ここでもTOEFLの高い点数が求められたりしましたので、だいぶ勉強もしましたが、無事合格することができてよかったです。

 

大学時代は短大(コミュニティカレッジ時代)とは全くちがく、勉強する分野も専門的になっていきますので、より高い英語力と知識、専門用語を勉強するひつようがありました。簡単に言うと、日本の大学での授業を英語で受けているようなものですので、難しくて当然です。

 

私が専攻していたのは、言語学と英語教授法。英語は第二言語でしたが、英語を母国語としない方に英語を教える資格を無事取得し、2006年8月に卒業、その足で帰国し、英語学校の営業職として従事しました。

 

英語学校に入学してもらうことが目的ですし、ノルマもあり大変だったのですが、英語を学習すること、また上達する事の喜びは自分自身が約5年間、肌で感じてきたことでしたので、そこまで大変とは思いませんでした。

 

アメリカでは簡潔に、自分の持っている意見を求められるので、最初日本に帰ってきたときは、日本語でもそのような感じになってしまい、よく上から目線と言われたものです。

 

ロジカルシンキング、クリティカルシンキングと言われる、物事を簡潔にロジカルに考える考え方が身につきましたので、社会人となり、会社で働く際にはプレゼンや資料作成の時にはこのような力が求められましたので、そのあたりは特別苦労する事はないと思います。

 

また、何人もの人と養ってきたコミュニケーション能力なども役に立ちました。初めての人としゃべるのにも全く人見知りしなくなりました。

 

また、何よりもかけがえのなホストファミリー、いやなことも楽しいことも一緒に経験した友達との出会いは一生ものです。苦労を共にしていますので、絆が深いですし、まさに親友と呼べる仲になります。日本では経験できないとは言いませんが、海外での環境がそれをより強くしてくれるのではないでしょうか。

 

今留学を迷っている人にはぜひお勧めしたいです。一度は日本だけでなく、海外に出て見るのもいいと思います。特にこれからは国際社会ですので、英語がしゃべれることはもちろん、海外の多種多様な文化に触れ、人々の考え方の基準を知っておくことは今後社会人として生きていく際のサバイバルスキルになることは間違いないともいます。

 

何より、何か一つでも努力して勝ち取った経験というのは一生ものです。

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